アコースティックボイス2016出演者紹介

2015/10/06
trio contra o vento
ボーカル、ギターの東輝美のプロフィール
「10歳から14歳までの間、ブラジル、サンパウロにて過ごす。高校・大学時代、ベーシストとしてバンド活動を行う。その後、独学にてボサノヴァの弾き語りを始める。2001年ラテンアメリカミュージックコンクール入賞。今までに参加したコンピレーションアルバムに、「FAKE」、「東京ボサノヴァ・プリマヴェーラ」「東京ボサノヴァ・アグア」がある。ボサノヴァを中心としながらもロックからジャズまで幅広くレパートリーを独自の解釈で演奏する。」
とにかく独特な切り口歌詞、メロディー、ボーカルスタイル、ブラジルに見せといて、突然中国三国志をモチーフに歌ったり、縦横無尽な歌世界だ。
パーカッション飯島ゆかりは井上のサポートもしてくれ、ブラジル音楽を基調にあらゆるアイデアでビートを叩き、歌の良さを引き出すソウルフル姉ちゃん。
そしてクロマチックハープの松モニカさんのハーモニカプレイは凄まじいの一言だ。超絶テクニック。世界に通じるだろう。
そんな3人が奏でる素晴らしい音楽に身を委ねよう!
それにしても東輝美は飯島ゆかりのことを「ジョーショー、ジョーショー、」と呼ぶ。古代中国で総理大臣のこととか言ってたが、何故飯島ゆかりが総理大臣なのかは謎だ。
でもMCなどで困るとすぐ「ジョーショー!」と助けを求めてる所を見ると、相当頼りにしてる様子だ。
俺も呼ぼうか、ジョーショーゆかり。

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2015/08/02
2015年版出演者紹介は
これは2014年バージョンです。
2015年版は随時アップしていきます。
2014/10/02
出演順
12:30〜12:55 あがさゆかりのととぅ
13:00〜13:25 パリなかやま
13:30〜13:55 サトウヒロコ
14:00〜14:25 松本裕
14:30〜14:55 森田智子
15:00〜15:25 玉城まさゆき
15:30〜15:55 MINAMI+中内計
16:00〜16:25 南松宏
16:30〜16:55 さとうもとき
17:00〜17:25 いわさききょうこ
17:30〜17:55 石井明夫
18:00〜18:25 井上ともやす
2014/10/02
12:30〜12:55 あがさゆかりのととぅ
なんだ?この名前は?という感じだが、あがさというギターボーカルとゆかりというパーカッションのユニットだ。
ゆかり嬢は井上トリオ他で僕と一緒に演奏している。
ゆかり嬢は基本はブラジル音楽のパーカッショニストなのだが、好奇心旺盛で、また音楽をジャンルで隔てたりしない人なので(要するに、いいものはいい!という)僕も楽しく一緒にやらせてもらっている。
そんな彼女がやってる他のパターンも興味あるので、前に噂は聞いていた、あがさゆかりのととぅを、YouTubeで見たところ、ぶっ飛んだ!何だこの女のギターテクと恍惚感溢れるボーカルと独特な世界感は!
アガサの奏法は基本はおそらくボサノバなどのブラジル音楽なんだろうが、そこで終わってない個性がバリバリにある。
大のビートルズフリークとのことで、その影響もあるのか、ジャンルを超えた詩とメロディがある。
ここではない何処か他の場所へ誘われるかのようなトリップ感が溜まらない。
そしてアガサ自らの恍惚な表情は素敵にセクシーだ。
その世界をよりふくよかでパワフルにするのがゆかり嬢のパーカッションだ。手変え品変え繰り出す彼女のサウンドはリズムの玉手箱のようだ。
このコンビ、アコボ初参戦だが、かなりの注目株。
とにかく必見!お楽しみに!
アガサちゃんはほぼ男のような性格だ、とゆかり嬢は言うが、ゆかり嬢こそ酒も煙草もガンガンでいつも朝まで付き合って飲んでくれる、男まさりなおなごだ。
だが喋りがかなりアニメボイスで、声優としてもホニャホニャした少女の声などをやらせたらおそらく絶品と思われる。
もしかしたら、アコボの時フルートの女性も参加するかもしれないが、この女性も凄まじいエナジーでインプロビゼーション全開の鬼フルート吹きだ。そちらも楽しみ。来るかな?

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2014/10/02
12:30〜12:55 パリなかやま
パリなかやま、これまた微妙な芸名だが、その解説は後に回し、まずは彼との忘れ難き出会いをかなり長く綴りたく思う。この回だけはすまぬが紹介というより自分の日記のごとくであることをお許し願いたい。

それは今年の1月5日のこと。サトウヒロコの紹介でも書いた、さとうもときプレゼンツ「歌いたい唄歌え」のイベントでのこと。
俺は買ったばかりのiPhone5Sを得意げにチラつかせながらリハに登場する予定だったのだが、恵比寿に着いてガーデンプレスへの長いスカイロードとかを行くうちにそんなことも忘れていた。
おまけにリハも短時間しか取れないとのことで会場の天窓スイッチに着いたらすぐリハということになり、急いで準備してギター、三線のチェック、軽く歌い、ベテランの余裕たっぷりとばかりの短時間リハで済ませた。(自分より若い出演者ばかりだったので多少大きく見せてた感はある。そんな小さな人間です)
そして、もときに当日の進行表をもらってそれを左胸のポケットへ。
その時異変に気づいた。
いつもそこにあるはずの俺のiPhone君がいない。
ドキッとしたが、まあ慌てない、慌てない、そこは大人の落ち着き。
必ずあるさ、とコートの胸ポケット。そこにもよく入れるし。
が「ない!」
ならばコートの手を入れるとこのポッケだろうー
が「ない!」
ここで初めて冷や汗が吹き出すような感覚に陥る。
まさか買ったばかりのiPhone君を失くすなんてね。
そこからはしらみつぶしとばかりにカバンのポケットからギターケースから何から、ありとあらゆる自分の持ち物を広げ始めた。
さすがに異変に気づいた共演のMINAMIが「どうしたの?」と近づいてきて事情を話すと一緒になってライブハウスのそこらを探してくれた。
さらに異変に気づいたエブリバディが「どうしたんですか?」と来てみんな一丸となって、スイッチのスタッフも会場の灯りをつけて、椅子をどけて床をくまなく見て、とにかく総動員で探してくれた。
でもどこにも無かった…
この時の俺は、そんなみんなの優しさにも全く感動出来ないほどのブルーに支配され始めていた。
MINAMIがauに電話してくれて、自分が出て、まずはiPhoneを止めてもらった。
そして泣きそうな気持ちでもと来た道を駅まで歩いた。
すると前を行く、これまた共演者の塩川昇が視界に入った。
てっきり飯でも食いに行くのだろう、と思い元気を装って声をかけたら「井上さんの携帯探すの手伝うけん。」と言ってくれ、この時はさすがに彼の友情に胸熱くなった。一生このご恩は忘れないと思った。
そして2人で恵比寿まで下ばかり見ながら手分けして探した。
時々キラリと光るものがあり、あった!と思うとマンホールのフタにある金属板だったりして。
やがてスカイロードに入り長い歩くエスカレーターをガン見するも見つからず。
とうとう改札口から駅員に声をかけ紛失届けを出す事態に。
最後にiPhoneを見た記憶は恵比寿までの山手線で自分のネットラジオを聴いたというものだ。
自分で自分のラジオをイヤホンで聴いて「ククク…」と笑いを噛み殺してるというおめでたい男だったのが今や急変だ。
iPhoneの特徴(赤いケースカバーでくまもんのギターピックがついていると記入)あとは大体前から何両目か、などを記入して「よろしくお願いします!」と駅員に頭を下げるいたいけな長髪中年がそこにいた。
塩川に「井上さん大丈夫だよ!必ず出てくるよ!」と自らの携帯紛失の経験談を語ってくれ励ましてくれる心に答えようと「ああ!そうだよな!たかが携帯電話だぜ!俺の歌はデジタルなんかじゃねーよ!」などと強がってみせるが、目はしょぼんでいたとのことだ。(後日談)
そして「ありましたよ!」という連絡を心待ちに、30分に一度MINAMIの携帯を借りてJRに電話するシンガーとなった。
イベントがスタートしたが、正直言って他の出演者の歌が全く入ってこない。
頭ではこいついいな!とか、若い奴らもレベル高くていいぞ!などと思ってはいるのだが、心は常にiPhoneで占められていた。
「確か恵比寿駅出てから触ったはずのような!直感としてなんとなくこのライブハウスのどこかにあるような、いや出演者の中に悪人がいて密かにパチって、フィリピンなどに売り飛ばすつもりなのでは?」などなど。
塩川が急にそばに来て「井上さん、まだiPhoneのこと考えてんでしょ!目が遠いところを見てるもん!」と腹立たしいほどの見破られ方をされる。
30分ごとの電話は4、5回にわたったが、出てきたという情報はないとのこと。
一部が終わり休憩に入った。
俺の出番は三部だからまだ時間もあるし、くよくよする心を紛らわせたくもあり、気分転換だ!飲んじまえ!と芋焼酎をドリンクコーナーで頼んだ。
その時だった。
「失くしたiPhoneってこれじゃないですか?」という声が!
振り向くと出演者らしき眼鏡男が高らかに俺のiPhoneを右手にぶら下げている。
ちゃんと赤いカバーにくまもんのギターピックもついている!
正に俺のiPhoneちゃんだ!!
思わず駆け寄る俺!
「おまえ、それどうしたんだよ!」
興奮した俺は初対面なのに、おまえ呼ばわりしてしまった。
眼鏡男は冷静にiPhoneを俺に手渡しながら「わたしのギターケースのポケットの中に入ってたんですよね。そろそろ出番なのでシールドなどを取り出してみたら発見しました。なんで入ってるのか不思議です。」
多少冷静さを取り戻した俺は「おまえなんて言って失礼!ところでギターケースどこに置いてました?」
「リハの時はこの辺のテーブルに立てかけてました。」
それで合点がいった。
俺は会場入りして、すぐリハと聞き、そのテーブルの上にコートをパッと脱ぎ捨てたのです。
おそらくその拍子に胸のポケットからiPhoneが滑り落ち、丁度立てかけてあったギターケースのポケットにポトン!と落ちたということだろう。
「とにかくありがとう!ありがとう!」と眼鏡男の手を握る俺。
みんなも口々に「良かったねー」と言ってくれ、音楽やる奴に悪い人間はいないなーと晴れ晴れしい気持ちになるのだった。(さっきと違う俺)
心はすっかり軽くなり、何がJRだ
馬鹿野郎!とばかり、祝杯の芋焼酎をあおるのだった。
それにしてもiPhoneがつないだ縁、彼の歌を聴こう!と客席へ。
その時はコーヒーカラーという名前で出ていた。
これがなんとも良かった。
今までないジャンルというか、なんというか。
ちょっと井上陽水を彷彿とさせる美声とメローな楽曲。でも詞の世界が妙だ。ロマンチック過ぎて笑ってしまうような、ジーンと来るような微妙なライン。
つかみどころがないようでいて、頑固なまでの美学も感じ、独特な世界が広がります。
とにかく見てのお楽しみ!
彼はコーヒーカラー名義で「人生に乾杯を」という曲でメジャーデビューする経験を持つ。
その後シャンソンに刺激されパリなかやまと名乗っているようですが、ジャンルを超越した不思議な魅力が彼にはあります。
何しろ初めに影響受けたのはヘビーメタルということらしいので(笑)
普段はそれこそ恵比寿あたりで流しの仕事をしてるとのこと。
とにかくiPhoneが取り持った不思議な縁を大切にしたいと思うのです。

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2014/10/02
13:30〜13:55 サトウヒロコ
この人を最初に見たのは四谷にあった頃の四谷天窓。若いながらドッシリとした芯を歌やステージングに感じ、こいつ大物だなーと思いました。
しばらく会わないで、ある時長野は上田で中古CDを売ってるコーナーを見てたら「さとうひろこ17才」とか書いたCDが売ってた。路上で歌ってるとかなんとか書いてあった。
まさかあのサトウヒロコか?と思い後日本人に聞いたらまさにそうだった。
買っとけば良かった(笑)
それにしても早くからデビューして頑張ってるんだなー。
またしばらく会わないで、次に会ったのは川崎溝口で開かれた「いわさききょうこ」主催のイベントだった。俺も出たので初めての共演となった。しばらく見ないうちに、かつての太々しさは影を潜め、繊細なハートを歌う大人の魅力を放出していた。しかしいつの間にか栃木の地元に引っ越していて観光大使的な存在となり「かんぴょうの歌」を高らかに歌う姿には度肝を抜かれる。
こいつやる気だな!
またしばらく会わないで次に会ったのは昨年さとうもとき主催で恵比寿スイッチでやった「歌いたい歌唄え!」とかいったイベントだ。
初めてピアノ弾き語りも聴き、サウンドだけでなく歌の世界観も奥行きが増していた。
だがしかし孤独との対峙というきついテーマに挑んでいる、見方によれば痛々しい姿でもあるのだが、やたら乾いたハッビーを装った現代において必要な心の養分だと思えた。
なので心いっぱいにアコボのステージで歌いまくってほしい!

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2014/10/02
14:00〜14:25 森田智子
魂の表現者。
魂の根源に流れる血潮を吹き出すかの如く歌い踊る。
八丈島太鼓も習得し、波打つ鼓動のように乱れ打つ。
彼女のプロフィールを見ると、普通に洋楽も聞いてたりしたようだが、最終的に和の方に向かっていったのが納得出来る世界観がある。
弾き語る時のギターピアノも彼女ならではという奏法がなんとも刺激的だ。
彼女はもっと上手くなりたいらしいが、ただうまくなってしまってもつまらないので、今のまま自らの奏法を極めてほしい。
しかし初対面の時「どんな音楽が好きなの?」と聞くと「イーグルスとか好きです。」などと答えたりするのはやめてほしい。
その後彼女のステージを見た後あまりのイーグルスとのギャップにコメント不能状態に陥ったからだ。

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2014/10/02
14:00〜14:25 松本裕
きんばらしげゆきの紹介で彼を知った。「凄くいい若い歌唄いがいるよ!詞がそっちから来たかーと斬新な切り口なんだよ!」と。
きんばらがそこまで言うなら間違いないだろう、とYouTubeで見たら(しかし便利な時代だ)こりゃやられた!
いいぞーいいぞーと唸ってしまった。
若手の歌に異常に手厳しい俺なので、両手広げてオッケーみたいなのはかなり珍しいことだ。
早速ライブを見に行き、レコーダーで録音し、今も保存している。
彼は多分馬鹿正直で尚且つ相当はひねくれ者だろう。
そういう性格は芸術にはもってこいだ。現実生活者としては苦しいだろうが。
芸術的才能がある人ほど商売の才能はないと思われ、彼はまだ無名だが、この才能に気づくプロデューサーなんなんなりが、やがて現れ、彼は遠い人になってしまうのでは?
などといつも考えている。
とにかくあらゆる歌がいちいち驚きと共感を伴って突き刺さってくる。
必聴、必見です。
しかし褒めずぎた。
ダメ出しもしよう。
やはりそれはここだ。
「MCはどうにかならないのか!」と声を大にして言いたい。
言ってしまった。
普段から常に困ったような情けないような口ぶりで言葉少ない。
同じ時間内で俺が伝える情報量の5分の1に満たないであろう状況だ。
今回はそれを克服してもらうために、俺と一緒に司会してもらおう、と言ったら出演拒否するだろうなー

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2014/10/02
15:00〜15:25 玉城まさゆき
沖縄はコザ(現沖縄市)出身のシンガーソングライター。
初めての出会いは吉祥寺曼荼羅での沖縄音楽イベントだった。
僕井上は当時東京での沖縄音楽に関して、先陣を切ってやっている感が自分の中であったので、先輩面を吹かせた対応で挨拶した気がする。
多分おまえなんか知んねーよ的な空気を醸し出していたかも。
なので今だに玉城さんに「あの時はこいつ生意気な嫌な奴!と思ったさー」と言われ、そんな自分に恥じている次第だ。
しかも年上とは!だって見た目が若いんだもんなー。
とにかくあの時は申し訳ないです。
そんな玉城さんはまず声が独特なハイトーンボイスだ。
優しい切ないクリーンボイス。
フォークで言うならば叙情派だ。
そして沖縄への思い、平和への思いを切々と歌う。
だがそれは派手ではない。
例えば僕の「どこへ行くアメリカ」のように直接的に突き刺したりはしない。時には謎めいてもいる。
最初はそこが理解出来ず、おまけにしゃがれ系な声を好む自分としては優しすぎて、インパクトに欠けるか?などと思っていた。
だが彼の中ではかなり直接的な表現で歌った「沖縄〜あるがままに」から始まり少しずつジャブが効いてくるような感じで彼の歌が刺さりだした。
「本町通りのハーモニカ吹き」という歌がある。路上のハーモニカ吹きが5セントのために生きる悲しみを歌っているようでいて、だがそこにはコザという米軍と共に生活を強いられてきた民族の深い怒りが隠れてることが、じわじわと分かってくる、まさにフォーク(民衆)ソングだ。
沖縄を愛してやまない僕としては、今また新しい基地建設(普天間基地返還という名の引っ越し)にひた走る昨今、沖縄人からのメッセージソングがほしいのだ。
ヤマトンチュからも風を送るので玉城さんファイト!
まあ玉城さんとは単なる飲み友達でもあって、お互い好きな島酒が同じ菊の露というのも仲を深めた要因だ。
ツマミをコンビニで買うことが多いのだが、国産のベビーチーズを生ハムでまいたのが玉城さん異常に好きだ。
いつも綺麗に巻いてくれて「国産のチーズがいいんだよね。高い外国のチーズじゃ美味しくないさーね。」という言葉を5回くらい聞かされた。
実際とても美味しいので皆さん試してみてください。

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2014/10/02
15:30〜15:55 MINAMI+中内計
言わずとしれた新宿小ガード路上の女王MINAMIと通りすがりのお客さんだったキーボード中内計とのユニット。
彼女の悲しみに満ちたブルージーな太い歌声は唯一無比の存在感だ。
だが少女漫画家を目指してた過去もあり、かなり愛らしい少女趣味も随所に見られる。
アコースティックボイスではかつてコスプレの女王になったり、アコボに合わせ新曲を書いたりと、常にイベント的な行動を見せてくれる。
今回は何かあるのか?

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2014/10/02
16:00〜16:25 南松宏
近頃は可愛い声で女にゴマすったような歌い方する輩ばかりで腹立たしい。そんな中、彼のドスの効いたハスキーボイスは宝物だ。
嬉しくてならない。
男が男に惚れるという図式も最近減ってきたが、かっこいい男になるにはかっこいい男に心酔するところから始めることだと思う。
南松の歌世界は時に重く心の暗部を打つ。闇を抱えた人間世界。そいつをさらけ出すことによってそいつに光を射してるのかもしれない。
闇を抱えた野郎どもよ。
南松の歌を聞け!そして惚れろ!
また歩み出すその答えが見つけられるかもしれない。
ただMCで競馬の話を熱く語ることも多く、歌より競馬が好きなのでは?と勘ぐってしまう今日この頃だ。

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2014/10/02
16:30〜16:55 さとうもとき
主催者井上はたまにライブ後「そういう感じだと、さとうもときって知ってますか?」と言われることがあります。「そういう感じってどういう感じなんだよー!」と突っ込みを入れたくなるのだが、さとうもときもたまに「そういう感じだと井上ともやすって知ってますか?」と言われるらしくお互いになんでおまえと!と言い合う間柄だ。
俺が割りかし大きなテーマで歌うのに対しもときは全く己、男一匹の視線からの歌というところが違うかもしれないが、暑苦しさにおいてはライバルかもしれない。
「魂で世の中を耕す男
さとうもとき」
が奴のメールの署名だ。
魂こいつは大きく出てるな!
どんなもんか見せてもらおうじゃねーか!と奴のライブにたまに行くと、負けた…と思う時もあり。
そうでもない時も。
まあとにかく一触の価値あり。
奴の魂の歌に触れてみてくれ!

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2014/10/02
17:00〜17:25 いわさききょうこ
井上とはネットラジオをやっている仲だ。カバーコーナーでかつてのフォークソングをお互いカバーするのだが、いわさききょうこは最近加川良から大塚まさじから及川恒平から果ては金森幸介と(敬称略)とかなりマニアックな世界に没入している。
関西フォークと呼ばれた泥臭い歌も彼女が歌うと一陣の爽やかな風が吹き抜け、心が洗われる思いがする。
その美声美貌美歌の奥にキラリと光る自我を見つめる厳しい目線を必ず感じる凄い女だ。
ただ喋りのボキャブラリーは乏しく、また表現が的を得てないのがたまに傷。
井上がステージで彼女の歌をカバーした際「井上さんのゲリっとした声で私の曲を歌ってほしかったので嬉しいです。」と真顔で紹介され、歌う気がかなり損ねたこともある。

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